コーヒー豆辞典

2019年5月23日

【豆について】
●焙煎(ロースト)
焙煎したては豆がガスを含んでいる。ガスがあるとお湯と豆がなじみにくい。2日くらいでガスが抜けてくるので、味わい深くなるといわれる。
浅煎りは酸味が強く苦味が少ない、逆に深煎りは酸味が弱まり苦味が強くなる。浅煎りから深煎りまで8段階。
1.浅煎り/ライトロースト
2.浅煎り/シナモンロースト
3.中煎り/ミディアムロースト
4.中煎り/ハイロースト
5.深煎り/シティロースト
6.深煎り/フルシティロースト
7.深煎り/フレンチロースト
8.深煎り/イタリアンロースト
浅煎りはあまり流通していない。中煎りは酸味と苦味のバランスがとれたコーヒーとなり、深煎りは濃く、アイスコーヒーやエスプレッソに適している。とくに深煎りは豆の鮮度が良くないとコクが出にくい。
コーヒーショップではよく、サンプルを並べて焙煎具合(豆の色や大きさ)が見られるようにされている。

●同じ生豆でも焙煎で大きさや重さが変わる
生豆を焙煎すると、小さな空洞が無数に出来て豆自体が大きくなる。焙煎時間を長くするほど大きくなり油もでるが、重さは生豆に含まれていた水分が蒸発し逆に軽くなる。生豆を焙煎して販売する店は、例えば、100g500円と書いてある場合、焙煎すると80g500円になる場合があるので、事前に店の人に確認しよう。

●豆挽き
コーヒー豆を挽いた時の粉の細かさ具合で、豆や抽出方法で変わる。
大まかには5段階。(カリタ ナイスカットGは16段階まで調整可能)
1.極細挽き
2.細挽き
3.中細挽き
4.中挽き
5.粗挽き
極細挽きはエスプレッソ、中細・中挽きはペーパードリップ、粗挽きはフレンチプレスという具合。
粗い方が酸味傾向、細かい方が苦味傾向となる。粒の大きさが均一なほどよい。粒の大きさがバラバラだと雑味が増えたりする。このあたりはミルなどの豆を挽く機械の性能に依存する。
家庭にミルがある場合、細かさが調整できるのであれば、好みの挽き方にしよう。

豆挽きの荒さ(カリタ/ナイスカットG 8段階)

●シルバースキン
上の写真で混じっている白いモノはコーヒー豆の薄皮のシルバースキン(チャフともいう)。焙煎の行程で浅煎りでは多めに残り、深煎りになるほど焼けて少なくなる。また、豆を挽く場合、細挽きと粗挽きでも写真のように大きさが変わる。雑味にもなるので取り除く方が良い。

●豆の保存
豆は煎ると酸化が始まり、煎った豆を挽くとさらに酸化が早くなる。
酸化すると、コクがなくなる。目安は煎った豆の状態で1ヶ月以内、挽いた粉の状態で2週間以内に消費する。保存は臭いのつかない冷凍庫がおすすめ。加えて、専用の缶にや密封式のビニールパックに入れるなど空気に触れないように工夫する。

【味について】
●酸味と苦味
ほとんどが焙煎の時間、浅煎りから深煎りまでで決まるが
他にも、煎り方ほどではないが、酸味や苦味が出やすい要素もある。

●酸味が出る要素
・焙煎時間が短い
・軟水の水を使う
・お湯の温度を低めにする
・豆を荒く挽く
・豆を蒸らさず、短時間でコーヒーを入れる
・豆が古い

●苦味が出る要素
・焙煎時間が長い
・硬水を使う
・お湯の温度を高めにする
・豆を細かく挽く
・抽出時間を長くする

●酸味タイプの豆
・キリマンジャロ
・モカ
・ハワイコナ など

●苦味タイプの豆
・マンデリン など

●酸味と苦味のバランスタイプの豆
・ブラジル
・コロンビア
・グアテマラ
・ブルーマウンテン など

【雑味のでる要因】
コーヒーで嫌われる「雑味」は色々な場合に使われる
・豆を挽いた時に粉が均一でないときに雑味が出る。
・コーヒーを入れたときにペーパーフィルタのフチからお湯を注ぐと雑味がでる。
・コーヒーを入れたときにペーパーフィルタの最後に残る湯量を落としきると雑味になる。
・豆を挽いた時に出る皮(シルバースキン)があると雑味になる。
・抽出時間を掛けすぎると雑味がでる。

Posted by ひつじくん